2012年から始まる新乳癌NCD登録について

登録委員会 徳田 裕

 2012年1月1日から実施されるNCD登録では、従来の外科専門医の「共通基本項目」に乳癌登録が正式に追加されます。したがって、2012年度の乳癌登録症例は、2013年3月31日までに入力していただくことになります。

 外科専門医として、手術と乳癌登録をする場合は、共通基本項目につづいて乳癌登録を行なってください。非手術症例も、入力可能ですので登録をお願いします。外科専門医以外の主治医も、NCDにて診療科長による診療科登録をおこなった後に、登録を開始してください。登録の方法は、NCDのHPにて確認できます。

 次に、乳癌登録の基本的な内容について、注意点をお知らせします。

1. 登録の前に入力マニュアル等利用者専用ページ内の「【乳腺外科】入力マニュアル」を一読ください。乳癌登録の基本的な内容が記載されています。

2. 入力にあたって、事前に、メニュー画面の「術者登録」をして下さい。術者の入力が簡単に行えます。

3. 従来の乳癌登録では、二重登録を規制していましたが、今回はその機能がありません。万が一、二重登録してしまった場合は、別のデータを上書きすることで一方を削除して下さい。

4. 一度入院して乳房部分切除を施行、病理の結果を受けて後日入院して全摘になった場合は、部分切除を登録し、そのデータの「入院の追加」をクリックして、二度目の全摘術を追加して下さい。

5. 今回から新しい画面になった「領域別表示型」について説明します。このシステムは、「患者概要画面」と「領域一覧」から構成されています。また吹き出しで入力項目の定義が出てきますので、それを参考に入力をお願いします。

 

* 初期メニューから、NCDの入力画面に入ると、患者概要画面が表示されますので、そこに患者情報概要、治療情報、入院情報、手術・インターベンション情報を入力して下さい。

* 次に、画面右下の専門医領域をクリックして下さい。領域一覧が表示されます。そこには領域別入力項目区分名や入力率が表示されています。入力が不十分な項目区分名にカーソルを動かし、クリックすると入力画面が表示されます。

* 入力内容は、従来の乳癌登録とほぼ同様です。手術入院に、新たに居住地の郵便番号、入院時診断が加わりました。入院時診断は「分類から選択する方法」あるいは「ICD10コード」(コ−ド名を入力後、検索をクリックし、診断名が表示されるのを確認ください)による入力が可能です。術中情報の術式も「リストからの選択方法」あるいは「術式コードまたはNCD術式名」(術式コードが昨年と一部変更になっていますのでご注意下さい)による入力が可能です。

* 非手術症例については、乳癌初回治療、「治療部位」を入力し、「術前治療有無」あり、「手術の有無」なしと入力してください。

* 従来の乳癌登録と異なる点は、両側乳癌で同時に手術した場合です。治療部位を左右それぞれ選択すると、左右同時に内容を登録できるようになっています。術中情報については、術式1、2に左右の術式、術者、助手をそれぞれ入力してください。

 以上のように、ハードディスクへの保存から、web上での登録に変わりますが、特に大きな修正点はありません。また、不慮の事故に備え、登録内容は頻繁に保存しておくことを勧めます。入力が終了したら、右上の「メニューへ戻る」を使って、初期メニューに戻って下さい。

 2011年度症例は、従来通りのシステムです。2012年12月31日までに。NCDではなく、従来の乳癌登録データセンターにて登録してください。また、2011年度の共通基本項目のNCD登録は2012年3月31日が期限です。起算日から90日間で治療情報を入力し、一旦完了してください。治療情報の変更は、今後実装予定のフォローアップ機能で行なう予定です。期限を過ぎると、手術日が2011年1月1日から12月31日となっている症例の登録、更新、修正は行えなくなります。また、期日の3月末は症例登録数が飛躍的に増加し、アクセスしづらい状態になる恐れがあります。3月中旬頃を目処とした、余裕をもった登録をお願いします。

 なお、不明な点があれば、乳癌登録については、登録委員会、共通基本項目については、NCD事務局に照会ください。

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2011年から始まった乳癌登録とNCDの登録について(移行期の注意)も参考にして下さい。


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