一般社団法人 日本乳癌学会

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先輩からのメッセージ


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先輩からのメッセージ 佐々木俊則 先生

最終更新日:2024年6月17日

患者さんの外来、手術、治療、緩和と一人一人の過程をすべて診ることができる

ご協力いただいた先生
佐々木俊則 先生(薬剤師)
三河乳がんクリニック
【職種】薬剤師 【出身大学】神戸薬科大学 【卒業年】2002年

今までどのような病院で働いてきましたか?

大学卒業後は、知人の勧めもあり幅広く病態や薬物治療の経験を積める名古屋大学医学部附属病院研修生として勤務をしておりました。研修中は主に外科病棟でがん治療に携って、副作用などで苦しむ患者さんを前に正解は何か、日々悩んでいました。その後、社会医療法人財団新和会八千代病院にて7年従事し、外来化学療法室の立ち上げなどいろんな経験を致しました。ご縁もあり、2009年10月より現職場の三河乳がんクリニックにて従事しております。

乳がん治療を志望した理由、決め手はなんでしたか?

卒後の研修にて、がん診療に興味もちました。その後、がん診療に多く携わる中で、がん患者さんを一人でも多く救いたい、どうしたらいいか模索しておりました。薬剤師として、がん患者さんの外来、手術、治療、緩和と一人一人の過程をすべて診ることのできる乳がん治療を志望しました。

現在取り組んでいることや研修や研究について

現在、愛知県病院薬剤師会がん部会支持療法グループを運営しております。臨床研究だけではなく、実臨床における疑問を研究に昇華し患者さんに還元することを心掛けております。

やりがいについて教えてください

乳がん診療は入口が狭いと感じるかもしれませんが、携わってみると奥が広くとても深みがあり多様化・複雑化しております。専門的に携わっているからこそできるサポーティブケアを充実し、患者さんのQOLの向上に大きく寄与できます。

所属学会での活動について教えてください

  • 日本乳癌学会
    広報・渉外委員会、チーム医療推進委員会
  • 日本病院薬剤師会
    診療所委員会
  • 愛知県病院薬剤師会
    がん部会運営委員

ホームページを見ている後輩たちへのメッセージ

薬剤師が専門的ながん診療について携わることに抵抗がある先生も見えると思います。私もまだ道半ばですが、同じ道を何回も何回も走っていると、いつも気づかない変化、患者さん毎に違う症状に遭遇します。治療薬は経口薬も多くあり、保険調剤薬局との連携も非常に重要となっております。乳がん診療はチーム医療です。病院薬剤師・保険薬局薬剤師の先生方、ぜひ一緒に乳がん診療を盛り上げていきましょう。

 

 

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