乳がん治療の先にある“キャンサーギフト”を届けたい

ご協力いただいた先生
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 鈴木愛弓 先生
【出身大学】埼玉医科大学 【卒業年】2015年
【医師年数】10年目(初期研修を含む)
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 鈴木愛弓 先生
【出身大学】埼玉医科大学 【卒業年】2015年
【医師年数】10年目(初期研修を含む)
自己紹介
私は医師10年目で、現在は埼玉医科大学総合医療センターに勤務しています。初期研修も同大学病院で行い、3年目に同病院の形成外科・美容外科に入局し、6,7年目でがんセンターと小児センターでのレジデント、その後形成外科専門医を取得して、現在の大学病院に戻り、乳房再建を中心とした再建外科や一般形成外科に従事しています。
形成外科・美容外科の志望理由
学生の頃から外科志望でしたが、一般外科にするのかいわゆるマイナー外科に進むか非常に悩んでいました。初期研修で形成外科を経験した際、繊細な縫合の技術、体表のキズを美しく治す工夫、そして失われた組織を再建する手術に魅了されました。他の診療科では見たことのないダイナミックかつ緻密な手術を目の当たりにし、『自分もこんな技術を身につけ、患者さんの人生に貢献したい』と感じたことが、形成外科を選んだきっかけになりました。
現在の仕事は充実しているか?
形成外科は非常に広範な分野を扱うため、挑戦の連続ですが、それこそが魅力です。毎日新しい発見があり、学ぶ機会に恵まれているからこそ、自分が本当に好きな仕事を選んだのだと実感します。自分の目標としていた、形成外科専門医を取るまでは様々な疾患に触れること、その後はいくつかの専門を持ちながら診療することに関しても行えており、充実した日々を過ごしています。
仕事をしていて嬉しいことは?
嬉しいことはたくさんありますが、中でも乳房再建に関しては、見た目を整えるだけでなく、患者さんの気持ちやQOLの向上など人生に大きな影響を与える治療です。形成外科医として、技術を磨きながら患者さんの治療に携われることに大きなやりがいを感じます。
今後の乳房再建治療について
今後もどんな環境でも、形成外科医として再建を通じ、乳がん患者さんにとってのキャンサーギフトとなるような診療に従事したいと思っています。

