⽇本乳癌学会
会員 各位
乳癌術後の乳房再建は、2006年の皮弁再建、2013年のインプラント再建、2020年のリスク低減手術、と徐々に保険適用が広がってきました。
しかしながら、2022年の再建率は乳房全摘術の13%にとどまり、諸外国との差が大きく、また国内の地域差も大きい状況です。
全国アンケートの結果からは様々な問題が指摘されましたが、患者の価値観は様々であり、年齢を問わず、患者への情報提供(説明)がされた上で、患者が再建する、しないを選べる環境にすることが望ましいと考えます。
上記を踏まえ、乳房全切除患者のうち希望者には乳房再建を提供できるように本学会、および⽇本形成外科学会、⽇本乳房オンコプラスティックサージャリー学会と3学会合同で本提言をまとめました。
ご一読いただければ幸いです。