一般社団法人 日本乳癌学会

My Web English
会員・医療関係の皆様へ 若手医師・医学生の皆様へ 市民の皆様へ

市民のみなさまへ

ごあいさつ

最終更新日:2026年8月12日NEW

 このたび、一般社団法人日本乳癌学会理事長を拝命いたしました、大阪大学大学院医学系研究科乳腺・内分泌外科学講座の島津研三です。

 日本乳癌学会は来年、創立35周年を迎えます。これまで学会を支えてこられた多くの方々に感謝するとともに、その歩みを礎として、患者さんや社会にさらに貢献できる学会を目指してまいります。

 乳癌は現在、日本人女性の9人に1人が生涯で経験するといわれる身近ながんです。一方で、診断や治療はここ数年で大きく進歩し、多くの患者さんが自分らしい生活を送りながら治療を続けられる時代になってきました。しかし、日本では乳癌による死亡をさらに減らすことや、地域による医療格差をなくすことなど、まだ多くの課題が残されています。

 近年では、患者さん一人ひとりのがんの特徴に応じた個別化医療が進み、抗体薬物複合体(ADC)をはじめとする新しい薬物療法や、ロボット支援手術(保険未収載ですが今後収載される可能があります)、内視鏡手術など、体への負担をできるだけ少なくする治療法が行われるようになっています。また、遺伝性乳癌に対する遺伝学的検査や予防医療も着実に進歩しています。日本乳癌学会は、こうした最新の医療を安全かつ適切に患者さんへ届けられるよう努めてまいります。

 また、全国どこにお住まいでも安心して質の高い乳癌診療を受けられるよう、専門医制度の充実をはじめ、医師や看護師、薬剤師など多職種によるチーム医療を推進し、診療体制のさらなる向上に取り組んでまいります。患者さんが信頼できる医療を受けられる環境を整えることは、日本乳癌学会の重要な使命の一つです。

 さらに、乳癌を早期に発見するための検診や予防の普及にも力を入れ、患者さんとご家族が安心して治療や生活に向き合える社会の実現を目指します。

 患者さん一人ひとりが、安心して最善の乳癌医療を受け、希望を持って生活できる社会の実現に向けて、日本乳癌学会はこれからも歩み続けます。

 今後とも日本乳癌学会へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

一般社団法人日本乳癌学会 理事長 島津 研三

このページの先頭へ