一般社団法人 日本乳癌学会

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最終更新日:2023年9月8日

NCD乳癌登録データを利用した研究課題公募のお知らせ

 日本乳癌学会ではNCD乳癌登録データを用いた本学会会員による研究を募集します。

 乳がん登録は1975年に乳癌研究会の事業として開始され、2004年にはウェブ登録となり、2012年よりNCD(National Clinical Database)登録とリンクし、これまでに70万件を超える患者情報が1400以上の施設より登録され、本邦の乳がん罹患数の80%以上をカバーする充実した乳癌のデータベースとなっております。2004年以降、初回治療5年後の予後フォローアップデータも漸次入力されていますが、現時点で2010年以降の5年予後フォローアップ入力率は約60%となっております。

1. 公募研究種目

 NCDに登録もしくは移管された2004年以降の乳癌患者初回治療登録データおよび5年後、10年後予後データを利用して行う研究を対象とします。
 NCD登録項目に新規項目を追加して新たなデータを収集して行う「データ追加型研究」は公募しません。NCD登録項目については日本乳癌学会のWebサイトの会員ページ内のNCD乳癌登録項目と修正履歴を確認ください。
 過去に採用された研究課題と異なる研究課題を公募対象とします。過去の採択課題につきましては日本乳癌学会のWebサイト内のNCD乳癌登録を用いた研究課題をご参照ください。

2. 応募資格

 日本乳癌学会認定施設もしくは関連施設の施設を代表して、1施設1研究課題に限ります。NCD登録(乳癌登録)を年間30例以上行い、乳癌学会が行っている予後調査の予後報告率が70%を超えることを必須条件とします。
 認定施設,関連施設の申請を診断、薬物療法、または放射線療法で行い、NCD登録を行っていない施設においては、他のNCD登録を行っている認定もしくは関連施設と共同して研究課題を応募することが可能です。この場合も応募できる課題はこれら2施設から1研究課題とします。

3. 応募方法

所定の「NCD乳癌登録を利用した研究計画書」(書類①)に記入し、応募期間内に、捺印したものをPDF形式のファイルにしてメール添付にて提出してください。

    「NCD乳癌登録を利用した研究計画書」(書類①)
     利益相反申告書(様式1)

    提出先
    一般社団法人日本乳癌学会 登録・データサイエンス委員会
    e-mail:oubo@jbcs.gr.jp

4. 募集期間

 学会のホームページおよび会員メールにて公募を行います。
 2023年度の公募締め切りは,11月13日(月)とします。

5. 研究課題の選定

 研究課題は本学会登録データサイエンス委員会の審議を経て書類選考し、同理事会にて承認します。本学会として大義のある課題が優先されます。必要に応じて申請者へ面接を行うこともあります。採択される課題数は応募課題の数と質を考慮して決定します。同様のテーマで応募した申請者には、共同で同一研究課題に参画していただくこともあります。
 採択研究課題は,所属施設の倫理審査承認後,学会のホームページに公開されます。申請者が研究代表者となり、共同研究者として登録委員会から委員1名以上が加わりNCD担当者と合同で研究班を構成し、研究を遂行します。

6. 研究経費

 経費は原則、本学会が負担する予定です。しかし、解析の内容により一部負担して頂く場合があります。

7. 研究成果の発表など取り扱いについて

 研究成果は研究代表者およびその共同研究者等の個人に帰属するものではなく、本学会に帰属するものとします。研究成果の発表、論文化などの取り扱いについては本学会と研究代表者との協議の上、研究課題毎に決定します。基本的には研究代表者がファーストオーサーとなります。また、研究者は研究開始後3年以内の英文論文投稿を原則とします。

 

一般社団法人 日本乳癌学会
登録・データサイエンス委員会
委員長 佐治 重衡

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